こんにちは!つまようじです。
お金と将来の不安というタイトルは誰もが当てはまるものだと思いますが、
なかでもHSP気質の方は眠れなくなるほど!強い不安感を抱く問題ではないでしょうか?
私自身HSP気質で、短大に入学して2ヵ月で奨学金を返済し、解約した経験があります。
今回は私の経験談から奨学金を解約という行動のメリットとデメリットをお伝えしたいと思います。
この記事をお勧めしたい方
・将来やお金に不安がある
・奨学金を借りることに不安がある
・いっそ奨学金をやめてしまおうかと考えたことがある
私は奨学金を解約したことで、自分の稼いだお金で生活する力を手に入れ、将来への不安を手放すことができました。
当時の基本データ
当時18歳
短期大学入学後 2ヵ月
奨学金 無利子 月51000円
家賃 26000円
光熱費 9000円
食費 15000円
1人暮らしを始めるに当たって両親から何かあったときのためにと今までのお祝いやお年玉を入れた口座の通帳を受け取りました。
奨学金と将来の不安
1人暮らしが始まって、考え事をする時間が以前より増えました。
そしてその中で一番私を苦しめたのが、社会に出るタイミングで借金があるということ。
月々51000円も借りていて2年借りたら1,224,000円
車もないと生活できない地域なのでそこにさらに車を買って…
借金がある状態で将来結婚できるのだろうか。
月々いくら返済していけばいいのか…
そんなことを考えるのがとてもつらく毎日不安で泣いていました。
アルバイトをすれば生活していけるかも!奨学金を解約する
将来のことは不安なのにこの決断をした当時の自分にびっくりしますが
その当時の私は、今の不安な気持ちとずっと付き合い続けるより、行動しようと考えアルバイトを決意。
幸い、上に書いたように家賃や光熱費も安かったため、アルバイトを続けていけば生活していける計算になったため
私は早速奨学金を借りた2か月分返済!
思い立って2日で解約の手続きが済んでしまいました。
奨学金解約のメリット
将来の大きな不安が無くなる。
私の頭を悩ませていた将来の大きな借金が無くなったことで気持ちが楽になりました。
それまでは奨学金を借りても使用せずに貯金しておけば将来まとめて返済できるのではないかなど
結局お金を使わない方向で頑張ろうとしていたので、
アルバイトで稼いだお金の中でやりくりすれば、好きにお金を使用できると思えるところも
良かったです。
収入と支出のバランスをとる練習ができる
アルバイト代のなかで生活できるように考えていたので、テスト前などでアルバイトに入れる日数が減る前の月は今までより少し多めにシフトに入って次月分を貯めておいたり、
今月は給料が少ないなとわかっているときは食費などを節約するなど、
その時の自分の稼ぎに合わせて生活する力を身につけることができるようになりました。
この力が身についたことでお給料日前にお金を使い切って困ることや、
お金がないことを不安に思うことが無くなりました。
好きなものを罪悪感なく購入できる
奨学金を借りているときはお金は借りているものという意識が強く、趣味の物や嗜好品を購入することが悪いことのように感じていましたが、
自分で稼いだお金の中でやりくりして買うものはとても気持ちよく購入することができました。
奨学金解約のデメリット
学業とアルバイトの両立が大変
当たり前ですが、生活費をすべてアルバイトでまかなおうと思うとなかなか大変です。
当時の時給は800円だったので、毎月8万円を目標に休みの日はランチタイムから深夜までシフトを入れたり、
田舎で電車の本数も少なかったのでバイトになるべく入るために授業終わりに4キロ走ってバイト先に向かったこともありました…
23時の終電でバイトから帰ってきて課題をやり、2時に寝て、7時に起き学校に向かうという生活を2年間続け大変だと思うことも多かったですが、とても充実した学生生活でした。
空きコマの時間に図書館や学校のパソコンでレポートを書くなどなるべく学校で課題やレポートに取り組むことで家でやるよりも集中できていたように思います。
奨学金を解約する前に確認すること
毎月の生活費を計算する
- 家賃
- 光熱費
- 食費
- 交通費
- 通信費
などなど上だけではないですが毎月必ずかかる費用について計算しておきましょう。
アルバイトで毎月いくら稼げるのか
そして、そのお給料で生活していくことができるのかは絶対に確認しておかないといけません。
不安になりやすいHSPさんがここで無理をして奨学金の解約をしてしまうと、
毎月の生活が苦しくなり、お金を借りているという不安より大きな不安を抱えることになってしまいます。
ここを多めに、余裕をもって計算してそれでも生活ができると思えるかどうかよく考えましょう。
実際にアルバイトを始めておく
私は気持ちだけが先走り、アルバイトを探して働き出す前に奨学金を解約してしまいましたが
この方法はおすすめしません。
アルバイト自体が合わないとき、働き出してみると思っていたより稼げない、学業が大変でシフトに入れないなど
思っていた通りに進まないことも出てくる可能性があります。
そんな時、奨学金を先に解約してしまっていると自分を追い詰めることになってしまいます。
できれば2ヵ月以上は働いてみて、毎月安定した収入を見込めるか。
そして働き続けることができるか考えておくと良いと思います。
奨学金を解約したいことを親にも伝える
私はこれをしなかったために人生で初めて父に叱られました。
実際、親の立場で娘が勝手に奨学金を解約していたら心配ですし怒りたくもなります。
しかも解約した理由は将来が不安だから。
この不安感の大きさはHSP以外の方にはあまり伝わらないので
実際に説得するのは難しいかもしれませんが、自分の貯金や、アルバイトをはじめていくら稼げているかなど
なるべく安心してもらえる材料を増やしてきちんと伝えておきましょう。
そして学生として一番大切な学業をおろそかにしないということをきちんと守れば
親御さんの許可も得ることができると思います。
奨学金なしでの生活は可能!しかし甘くはない。
将来の不安から奨学金を解約して学生生活を送ることは私の経験から可能です。
しかし、奨学金を切った以上はアルバイトなど自分で稼いでいかなくてはいけません。
学業とアルバイトとなれない一人暮らし。
すべてをこなしていく覚悟が必要になります。
それでもHSPの将来への不安感が強く、今精神的に辛くなってしまっている人は
・毎月の生活費を計算する
・アルバイトをはじめてみて続けていけるかをよく考える
・親にもきちんと説明し、了承を得る
以上を守って、そのあとの生活が苦しくなりすぎないという自信がある方は
思い切って奨学金を解約することで将来に大きな借金を残すという不安をなくし、
学生時代に自分の稼ぐ力とそのお金で生きていく力を身に着けることができると思います。
今回の記事で一つの極端な例ですが、不安であれば奨学金を解約して学生生活を送るという選択肢が
将来やお金の不安を抱えるHSPの学生さんの頭にすこしでも残ると嬉しいです。
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